マイレージプログラムは、家電量販店やクレジットカード会社、スーパーなどのポイントサービスに似ています。
このポイントサービスは、かつてスタンプカード、割引券などの形がありました。
買い物などをするとポイントが貯まり、一定の額を超えると金券または商品と引き換えることができるというものです。
つまり、得意客に対する一種のおまけのようなものでした。
Aのマイレージプログラムも、基本的にはそうしたポイントサービスと同じです。
大きな特徴は、「消費すればするほどポイントが貯まり、ポイント数に応じてメリットが還元される」ことであり、また、「ポイントを貯めても貯めなくても、購入価格は同じ」であるということです。
貯めたり使ったりしなくても損をすることはないのです。
ポイントを単なるおまけと考えず、上手に貯め賢く使えば、大きな得をすることも事実です。
本書は、Aの飛行機に乗るともらえる搭乗(フライト)マイルという名のポイントをいかに効率よく貯め、使うかを記した本であり、読者のみなさんが得するための方法をできるだけわかりやすく解説したつもりです。
この本の前半では、絶対得する徹底活用法を明らかにしました。
国内旅行をする、海外旅行をする、電子マネーに換えて現金のように使うなど、目的を明確にすることで、貯め方も変わってくるからです。
後半ではおもに、上手な貯め方について。
Aが加盟しているスターアライアンスという海外の航空会社グループの飛行機に乗っても、Aのマイルは貯まります。
また、クレジットカードのポイントをマイルに移行するなど、飛行機に乗らなくてもマイルは貯まるのです。
たかがマイル、されどマイル。
貯めるときにはおまけと考えず、マネーゲームの感覚で賢く貯めましょう。
使うときにはおまけと思うようにしましょう。
海外旅行のおまけが付くなんて、とても素敵ではありませんか。
飛行機に乗ると搭乗距離に応じてポイントが付きます。
そのポイントは、マイルで表示されるため、マイレージと呼ばれるわけです。
マイルは飛行機に乗ったときだけでなく、その航空会社(本書ではA=ANA)が発行するカードでショッピングなどをしたときにも加算されます。
また、提携している会社のクレジットカードなどのポイントを航空会社のマイルと交換することもできます。
マイルを貯めるには、マイレージプログラムの会員登録をしなくてはなりませんが、入会金は無料です。
ただし、クレジット機能付きのカードにした場合は年会費が発生します。
貯まったマイルは、航空券、座席のアップグレードをはじめとする、さまざまなサービスと引き換えることができます。
でも、マイルは少し貯まっただけではほとんど役に立ちません。
使うには、少なくとも1万マイルが必要です。
そのため、できるだけ1社のマイレージプログラムに集約することが、マイルを貯める際の鉄則です。
貯めたマイルには、有効期限があります。
Aの場合は3年未満です。
したがって、期限内に使わないと無効になってしまうのですが、その期限を実質的に延長する方法はあります。
ただ、航空券の種類によってはマイルが付かない場合もありますし、時期によっては貯めたマイルを無料の航空券(特典航空券)と引き換えることができないこともあります。
マイルを賢く貯めて有効に使えば、国内線はもちろん、国際線の航空券と無料で交換できます。
世界一周の特典航空券も夢ではありません。
電子マネーに換えて現金のようにも使えます。
マイルを貯めるにも使うにも、ちょっとした知識があれば、大きく得をすることができるのです。
それでは、マイルのロマンを乗せた空の旅に、出発しましょう。
Aが提供するマイレージプログラムをAマイレージクラブといいます。
A便はもちろん、A、A、Aなどの関連会社の飛行機に乗ったときもA同様のマイルが貯まりますし、A、S航空のコードシェア便もA便名で予約し搭乗すれば、マイレージの対象となります。
また、Aは「S」という世界最大級の航空会社連合に加盟しています。
Sは、南米の加盟社がないこととヨーロッパに多少弱さがあるものの、アジアや北米の加盟社が多く、使い勝手のいい航空連合です。
S加盟社の飛行機に乗ったときにも、Aマイレージクラブの会員は、マイルを貯めることができます。
逆に、AマイルをS加盟社の特典航空券と引き換えることもできます。
また、AはS以外にも数社の提携航空会社があり、相互にマイルを「貯める」「使う」ことができます。
さらに、後で詳しく述べますが、Aマイレージクラブのカードには電子マネーEが搭載されるようになり、貯まったマイルを現金のように使うことができるようになりました。
Aマイレージクラブの提携先も増えています。
デパート、スーパー、コンビニエンスストア、家電量販店、ドラッグストア、レストラン、ホテル、鉄道、ガソリンスタンドなど、さまざまな業種のポイントとAマイルの交換ができるようになり、ますますマイルを貯めやすくなっています。
Aのマイルを貯め、使うためには、まずAマイレージクラブカード(Aカード)を持たなくてはなりません。
Aカードにはいくつかの種類があります。
搭乗マイルを貯めるだけなら、発行手数料も年会費も無料のベーシックなAカードがあればいいのですが、電子マネーE付きのAマイレージクラブEカードにしておくほうがより便利になります。
こちらは500円の発行手数料がかかります(年会費無料)。
さらに、本気でマイルを貯めようとするなら、クレジット機能付きのAカードがおすすめです。
飛行機に乗ってマイルを貯められるだけでなく、クレジット機能を使ってショッピングや食事をしてもマイルが貯まります。
また、入会時にはボーナスマイルがもらえる上、搭乗マイルも10%から25%加算されます。
Aカードの年会費はカードの種類によって異なります(Aカードの詳細は134ページ〜で説明します)。
AカードやAカードに入会すると、「Aマイレージクラブご利用ガイド」が送られてきます。
このガイドは一種の取扱説明書のようなもので、「マイルを貯める編」と「マイルを使う編」の2冊に分かれています。
さらに、マイルを効率よく貯め、上手に使うためにはパソコンのインターネット環境が欠かせません。
貯まったマイルの確認、マイルのEへの移行、他のカードのポイントのAマイルへの移行など、さまざまな手続きは、原則としてAのインターネットサイト「A」を経由して行われるためです。
Aマイレージクラブのサービス内容、利用条件などは予告なく変更されますが、変更内容はASに掲載されます。
チェックするためにも、インターネットは必要です。
また、現在、郵送(年4回)とASの二本立てで提供されていたステートメント(マイル積算の実績通知書)が、2008年より電子化されます。
それに先だって、2007年一11月からは、ASにメールアドレスを登録していれば、マイル残高が毎月eメールで届くようになります。
つまり、2008年からは、ますますインターネットの必要性が高まるのです。
このAカード(Aカード)、ご利用ガイド、インターネットは、Aマイレージクラブを徹底的に活用するための三種の神器といえます。
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